
今井のお料理
わらび餅
ペロさんのわらび餅。
ペロさんは昭和28年代から平成直前まで、毎朝奈良の大和高田から道頓堀まで多い時には400ケのわらび餅を運んでくれました。
ペロさんの本名は北浦さん。
戦後間もない大阪ミナミの街をあても無く歩いていた北浦青年に、
今井のお出汁を創ったマチ子さんが
「うちのわらび餅練っといで!!全部引き取ったげるから。」と声をかけたのがきっかけでした。
誰が最初か知りませんが気が付いた時には皆んなから「ペロさん」と呼ばれていました。
今井のわらび餅は奈良東大寺スタイルで形は四角、わらび餅自体の甘さは控えめでたっぷりのきな粉と氷糖蜜(白蜜)をかけます。
40年に渡り今井のわらび一筋に頑張ってくれたペロさんからある日「わしな、癌になってもてん。死ぬまでにわしのわらび餅全部教えとくからな」と告げられました。
それから、来る日も来る日もペロさんは道頓堀本店の当時の従業用食堂でわらび餅の全てを伝えてくれました。
「よっしゃ!もう大丈夫や。」ペロさんが逝ったのはそれから数日しての事でした。
今も、そしてこれからも、道頓堀今井のわらび餅は「ペロさんのわらび餅」です。
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